<12月学習>の検討事項

1. 48~4行:①「見るのみ。水不自由・・」。②「見る。のみ(飲み)水自由・・」

結論得ず。

2.P49~6行:①「夷、越(こえ)渉(わたる)に」。②「夷を渉(わたす)に」

  結論得ず。

 

1月学習>

(51-1)「退(しりぞく)を」:「退く(夷)を」。古文で、この用法を準体法といい、「退

く」は、準体言という。文中で体言を下接しないときの用法で、連体形が上との続きで用

言の性格を持ったまま、体言の資格となる。連体形が体言をも含み持っているものとし

て、名詞に準じた働きをする。「行くがいい」「苦しきに耐える」の「行く」「苦しき」な

ど。

*「いとちひさく見ゆる(風景)は、いとをかし」(『枕草子・1段』)

(51-1):「是非(ぜひ)」:「是非共(とも)に」の意から。事情がどうあろうとも、あることを実現しよう、実現したいという強い意志や要望を表わす語。是が非でも。どうあっても。きっと。ぜひとも。

 *余甚惑焉。儻所謂天道是邪非邪。(『史記・伯夷(ハクイ)列伝』)

〔余甚(はなは)だ惑ふ。儻(ある) いは所謂(いわゆる) 天道是か、非か。〕

 ・天から受ける裁きは、本当に正しいのかどうかということ。運命に対する怒りや疑問をいう言葉。司馬遷自身が、友人李陵(リリョウ)の無罪を武帝に訴えて、宮刑に処せられたことに対する、悲憤の叫びとも。

(51-1)「所望(しょもう)」:望み願うこと。「望」を「モウ」と読むのは呉音。「本望

(ホンモウ)」など。

(51-3)「兎や角(とやかく)」:なんのかの。いろいろ。あれやこれや。

(52-1)「雷電崎」:岩内町南西部にある日本海に面した岬。「ライデン崎」(『西蝦夷

地日記』)、「雷電岬」(『勧国録』)。岬の先端部に弁慶が刀を掛けたという伝説をもつ「刀

懸(かけ)岩」があり、これにちなんで「刀懸岬」とも呼ばれた。

 なお、『津軽一統志』に「弁慶山と言山有。嵐はけしき所也。」とある「弁慶山」は、「雷

電岬」の事とされる。

(52-2)「するとなり」:「するときなり=鋭きなり」で、「き」が脱か。

(52-3)「滝」:鳴神の滝か。

(52-5)「屈曲(くっきょく)」:折れまがること。

(53-1)「寅卯(とら・う、イン・ボウ)」:北北東を指す。

(53-1)「イワナイ」:現岩内町。漢字表記地名「岩内」のもととなったアイヌ語に由

来する地名。コタンの名のほか、場所や山岳・河川の名称としてみえる。『廻浦日記』に

は「イワヲナイ」とみえる。

(53-2)「カフトサキ」:現泊村盃村の南、兜山の西にある岬。『蝦夷巡覧筆記』には

「カフト崎」、『観国録』には「カブト岬」とあり、『罕有日記』には、「兜岬に懸る。此岬

山の如き大巌にして、断崖十四五丈、波面に臨んで倒れんとするが如し」とある。

(53-2)「ヲイワ」:現泊村大字興志内(おきしない)村茂岩。『観国録』は「モイワ」、

『廻浦日記』には「モユワ」とある。茂岩川河口の沖に浮かぶ三角形の弁天島がモイワ

(小さな岩山の意)と呼ばれ、地名の由来。

(53-2・3)「イノロシ」:現神恵内村のうち。「イヌルシ」、「イヌルウシ」とも。『廻浦

日記』に、「イヌルシ」として、「ニ八小屋多し。又此辺蚫・海鼠・海栗・東海婦人多し」、

「百石位の船二艘斗も容るによろし」とある。

(53-3)「ベンサイトマリ」:現神恵内村のうち、「弁才澗」。『廻浦日記』には、「ラム子

トマリ 和人はヘンサイトマリという」とある。

(53-3)「勝景(しょうけい)」:風景がすぐれていること。けしきがよいこと。また、すぐれてよいけしき。絶景。勝形。景勝。

(53-3)「フルウ」漢字表記地名「古宇」のもととなったアイヌ語に由来する地名。

 コタン名のほか、場所や河川の名称としてみえ、フルウ場所の運上家が置かれた。

(53-5)「響動(きょうどう・どやめき・どよみ・どよもし)」:音や声を響かせること。

音や声の響き。

 *「響動(どよむ)」:ジャパンナレッジ版『国語大辞典』の語誌には、<「とよむ」が「ど

よむ」に変わったのは平安中期以後と思われる。古くは人の声よりはむしろ、鳥や獣の声

や、波や地震の鳴動など自然現象が中心であったのに対して、濁音化してからは、主とし

て人の声の騒がしく鳴り響くのに用いられるようになった。>とある。

(53-5)「焼崩(しょうほう・やきくづれ)」:噴火によって山が崩れること。

(54-1)「ヒクニ」:現積丹町美国町。「ビクニ」は漢字表記地名「美国」のもととなっ

たアイヌ語に由来する地名。

(54-1)「先年~(略)~津浪」『新北海道史年表』によると、「寛政4年(1792)424

日、後志地方に地震、津波、オショロ、タカシマ、オカムイ、シャコタン、ビクニ、フル

ビラにて鰊漁従事の和人、アイヌらに溺死者を出す」とある。

(54-3)「波濤(はとう)」:大きな波。大波。

(54-5)「弓箭(きゅう-せん)」:弓と矢。

(54-6)「中(あた)ル」:的中する。「中毒」など。

 *百発而百中之 [百発(ひゃっぱつ)シテ、百(ひゃく)タビ、之(これ)ニ中(あ)  

 ツ](史記・周紀=シュウギ=)

 〔百度発射して百度命中した。〕

(55-1)「はつる」:外(はず)る。はずれる。はみ出る。

(55-2)「毫髪(ごうはつ)」:(細い毛の意から)ほんの少し。ごくわずか。

 *「」:獣の毛、「髪」は、人の毛。

 *「毫」:長さの単位。小数。一厘(りん)の十分の一。0.0303ミリメートル。

(55-3)「当帰(とうき)」:セリ科の多年草。山地に自生、または薬用に栽培される。

全体に芳香がある。根を冷え症、貧血、血行障害などの各種婦人科疾患に広く用いる。和

名は中国産の薬用植物の名をそのまま用いたもの。

(55-3)「上品(じょうぼん、じょうひん)」:上等な品を指す。「じょうぼん」の読みは

仏教用語で、極楽往生を九段階に分けた九品(くほん)の上位の三段階(上品上生、上品

中生、上品下生)をも意味する。

(55-6)「容貌」:影印の「皃」は異体字。